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インクを用いて紙にデータ印刷を行う「出力装置」という点では共通しているプロッターとプリンター。では、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。

プリンターとプロッターでは、データを点（ドット）の集合として扱うのか、線の集合として扱うのかの違いがあります。プリンターは文字や画像をドットの集合として扱い、プロッターは文字や図形を直線・曲線の集合として扱います。

そのため、プロッターは回路図や設計図の印刷を得意とし、プリンターは写真や画像イメージの印刷を得意としています。データの扱い方が異なると、対応できる出力データが変わってきます。

プロッターとは、コンピュータで作成した図面データの出力に特化した印刷機器です。高い精度が求められるCAD図面などの印刷に適した出力装置であるため、一般家庭での需要は少なく、設計事務所などの企業や専門機関で主に利用されています。

▼ペンプロッター

ボールペンやシャープペン、インクペンなどのペンを用いて、線を描くタイプの出力装置を指します。

▼ラスタプロッター

入力されたベクトルデータ（線の集合として捉えられたデータ）を点の集合に変換して出力を行うという点で、基本的にはプリンターと同じ原理・構造です。

▼カッティングプロッター

ペンプロッターで用いられるペンの代わりに、カッターが取りつけられた出力装置を指します。図形にそって紙やフィルムを裁断する際に用いられる出力装置で、店舗の窓ガラスや社有車に入れる社名の印刷（裁断）に多用されています。

コンピュータなどから文字や画像、図形などのデータを受け取り、用紙に印刷する出力装置を指します。普通紙をはじめ、光沢紙、フィルムなど、様々な用紙への印刷に対応できます。インクジェットプリンターやレーザープリンター、昇華型プリンターなど、印刷方式によって数種類に分類されます。

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